「平戸いのしし」食べ比べセットの内容
野生のイノシシのお肉ですので、個体の大きさは様々で取れる部位のお肉の量が異なります。
また部位ごとに販売価格が違います。
(ロースが一般的に一番高価)。
お肉の部位はおまかせにして頂きたいところですが、「イノシシが初めての方に、平戸いのししの美味しさを、また部位ごとの肉質と旨味の違いを、是非味わって頂きたい!」という工場長の強い思いから、食べ比べセットを作りました。
① 猪肩ロース肉
肩ロース肉は、文字通り肩のお肉で、ロースやモモに比べるとややかためで味が濃い、脂身の少ない部位になります。
「かため」といっても、粗悪な肉の硬さとは全く異なる質感です。
弾力があり旨みが感じられる肉質はジビエ特有のもので、もたれることがありません。
この良質なかたさというものは、肥育された牛や豚などのお肉ではなかなか味わうことができません。
(食べ方)焼肉、すき焼き・牡丹鍋などの鍋料理、シチューなどの煮込み料理
② 猪ロース肉
脂身のたっぷり乗った極上の部位です。
胴の背中側、背骨を挟んだ左右にあり、猪肉は脂身が美味しいと言われる由縁のお肉です。
豚肉の場合は脂身が多すぎると嫌遠されることがありますが、猪の場合は脂身が多いほど上等とされます。
また煮物や鍋物に使うと、非常にまろやかでコクのある出汁(だし)が出ます。
(食べ方)塩焼き、しゃぶしゃぶ・牡丹鍋・すき焼などの鍋料理など、どの食べ方も美味しい。
③ 猪モモ肉
しっかりとした張りがあり、赤身の中に適度な脂身があって、脂の乗ったロースよりも食べやすいと感じられる部位です。
モモというと柔らかいイメージがありますが、野生のイノシシは家畜と違って野山を駆け巡り、筋肉にしっかりとした張りがあります。
ロースとはまた違った意味で、猪らしさを感じることができます。
(食べ方)焼肉、牡丹鍋・すき焼きなどの鍋料理、煮込み料理
新ジビエ「平戸イノシシ」は、ヘルシーなお肉!
俳人蕪村が「静々に五徳にすえにけり薬食(くすりぐい)」と詠んでおり、「薬食」とは牡丹鍋のことです。
イノシシ肉は、ビタミンB群を多く含み、低脂肪、低カロリー、高たんぱく質のヘルシーなお肉です。
お肉は大好きだけど脂肪やカロリーが気になる方、健康と美容に良いものを食べたいと思っている方々におススメです!
特に「平戸いのしし」は、イベリコ豚と同じようにどんぐりを食べて育っているので、酸化を防ぐオレイン酸も豊富に含まれているといわれています。
ビタミンB2は、脂質の代謝を助けてエネルギーを産生するほか、細胞の発育と正常な働きに欠かせないため「成長ビタミン」ともいわれます。
また過酸化脂質を分解する働きも重要です。
不足すると肌荒れや口内炎の原因になります。
子どもの場合は発育不良、成人の場合は動脈硬化につながることもあります。
ビタミンB12は、新しい細胞を作るための遺伝情報を担う核酸と、たんぱく質の合成に必要です。
とくに赤血球や神経細胞の合成に深くかかわっていることから「造血のビタミン」と呼ばれています。
また炭水化物や脂質の代謝にも必要とされます。不足すると貧血や肌荒れ、手足のしびれ、疲労感、記憶障害、うつ、動脈硬化などが生じます。
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より
料理法 「味噌じゃない!さっぱりボタン鍋」
牡丹鍋というと、従来より味噌仕立てで食べるのが定番でしたが、猪肉の旨みが味噌味で隠れてしまっていました。
より一層猪肉を美味しく食べることができる「さっぱりボタン鍋」をご紹介します。
<材 料>(4~6人前)
・猪精肉(ロース肉、肩ロース肉、もも肉 各200g)
・お鍋の具材はお好みで♪
白菜1/2玉、白ねぎ2本、春菊1束、キノコ類(エノキ茸、椎茸、しめじ)適量、とうふ1丁、糸コンニャク1袋、大根(茹でておく)1/2、ニンジン適量 など
・だし汁(かつお、昆布等)適量
・うどんやお餅、ご飯などお好みのシメの一品
<作り方>
(1) 鍋にだし汁を入れ、沸騰させる。
(2) 沸騰したところに猪肉をいれ、野菜などの具材(うどん以外)も入れる。
(3) 野菜が煮えたら火加減を調節してお召し上がり下さい。
(4) シメにうどんなどを、平戸いのししの出汁でお楽しみください。
※ 猪肉は中心まで火が通るようにしっかりと加熱してください。
※ 猪肉は他の肉と違い、煮れば煮るほどやわらかくなりますので少々煮詰まっても美味しくいただけます。
【NEW GIBIER PROJECT】への想い
2017年、IMSホールディングスは、鳥獣被害で苦しむ農家のために、害獣として捕獲されるいのししを資源として活用していく取り組みを開始され、農業再生と地域貢献の両面から、新たな地方再生のモデル事業となるために日々奮闘されています。
「個体にストレスをかけることなく、徹底した衛生管理のもと処理を行い、最高品質のいのしし肉に昇華させる。 」
様々な挑戦のなかで一貫して持ち続けられているのは、「本当に美味しいいのしし肉を安心・安全にお客様に届けたい」という思いです。
すべてが、あたらしい!それこそが目指されている【NEW GIBIER PROJECT】です。