発見から40年!この味に魅かれて
「三好園」は、日本で唯一生息する新品種の香酸かんきつ類「味美(みよし)」を生産する農園です。佐世保市の北西部に位置する自然豊かな土地・鹿町町にあります。この「味美」を発見したのは、農園主の川久保三好さん。40年以上前、親戚宅で変わった蜜柑を見つけ、接ぎ木をして自宅で育て始めた川久保さん。15年程前から本格的に栽培を始めました。初めは「蜜柑が突然変異したものだろうか?」と思っていたそうですが、その後、諫早市の県農林技術開発センターに調査を依頼。そこでは品種がはっきりせず、国の柑橘試験場から調査員が来られ、国の調査により新品種であることが判明しました。その結果、自然交雑で誕生した新種の香酸かんきつ類だったことが判明。現在ハウス栽培を展開し、料理に合う「みよポン」や「みよポンジュレ」、「みよちゃん」といった商品を開発・販売しています。果汁は、レモンやカボスよりまろやかで甘味があり、焼き魚や鍋物などにもよく合います。ここでしかできない「味美」を全国の人に広く知ってもらい、味わってもらえることが川久保さんの願いだそうです。