商品について 伝統的な製法を用いつつ、甘酒を使用して自然な甘さに仕上げたしっとりとしたカステラです。 佐世保らしいカステラを追求しました カステラといえば、全国的には長崎市内のものが有名ですが、佐世保にあるたくさんの和菓子屋さんでもそれぞれ特色あるカステラを製造しています。さいかい堂もそのうちの1店舗です。「カスケーク」というアメリカンテイストな名前は、アメリカ文化がいち早く入ってきた佐世保らしさを表現、箱はあえて軍艦をイメージしています。 シンプルなお菓子だからこそ、素材をとにかく厳選しています そしてカステラそのものも、さいかい堂ならではのこだわりが詰まっています。実は、カステラは製造工程にたいへんなテマヒマがかかります。その伝統的な製法は守りつつ、国産の小麦粉、国産の上白糖、地元の吉村養鶏場から直接届く新鮮な卵を使い、さいかい堂オリジナル素材として近隣の酢造が作る無添加の甘酒を取り入れました。この甘酒が、しっとりとした焼き上がりに大きな影響を与えると同時に、甘過ぎない「自然な甘さ」に仕上げます。 泡切り3年。「カステラには作る人の内面が出るんですよ」 良い素材を使い、昔ながらの製法で作るカステラ。しかし、レシピがあれば全く同じ仕上がりになるわけではないそうです。粉の計量から始まり、生地作り、焼き上がりまで多くのテマヒマがかかります。中でも独特なのが「泡切り」という作業。ザラメを敷いた木枠に生地を流し込んだあと、オーブンに入れてから2分おきに3回、生地をかき混ぜます。生地の中に入っている気泡を抜くための大切な行程で、この手間をかけることでキメの細かさが変わってくるのです。「泡切り3年」と言われるそうで、この行程でカステラの味が大きく左右されるため、職人の腕が問われるところなのだそう。こうして表面がいい焼き色になったら木枠をもうひとつ重ねて鉄板で蓋をし蒸し焼きに。シンプルなお菓子だからこそ、ひとつひとつの行程の取り組み方で、作り手の気持ち、内面が表れるのだとオーナーシェフは語ります。 こうして、さいかい堂の「カスケーク」は、しっとりとした食感の上質な味わいを楽しむことができるカステラに仕上がります。 ご贈答にもおすすめのひと品。 ぜひご賞味ください。 創業100年以上の老舗菓子店、さいかい堂より 丁寧に作られた数々のお菓子、そのひとつひとつに作り手の温かな気持ちを感じる「さいかい堂」は、現在市内に3店舗をかまえる人気店です。佐世保ならではの素材感で表現される美しいスイーツは、季節ごとにさまざまな形となり、口にする方々の五感をくすぐっています。オーナーシェフの永田さんは、福岡・鎌倉で洋菓子の修行を積み、帰郷してさいかい堂を継ぎました。先代以前からの志も受け継ぎながら、次々にあふれるアイデアを永田シェフならではの表現で形にしています。