フェミニンな透かし彫りのネックレス
「白い花のネックレス」は、三川内焼の透かし彫りの技法を使った白い花のネックレスです。黒いレース糸でチェーンを結び、エンドは赤いとんぼ玉で作っています。花の部分にアクセントで一粒赤いビーズをあしらいました。愛らしい感じのネックレスです。陶磁器の白とレースの黒、赤いビーズのコントラストが小さいながらも効いています。手作りのため、花のサイズが少々変わる場合があります。また、とんぼ玉も模様が少し変わる場合があります。大きさは、4.2×4cm。厚み5mm。チェーンの長さは60cm。送付の際は、化粧箱に入れてお送りします。
肌触りのよいネックレスです
「白い花のネックレス」は、磁器の両面に釉薬をかけて焼いており、すべらかで肌触りのよいネックレスです。三川内焼の透かし彫りという伝統的な技法を普段使いのアクセサリーにすることで、皆様に広く三川内焼の素晴らしさを知ってもらい、使っていただきたいという思いで新しい感覚を取り入れて商品化しました。400年の歴史ある磁器を直に、肌で感じてください。
還元焼成で仕上げる三川内焼
三川内焼の製法は、還元焼成。窯内が900℃になった時、煙突を閉め酸素が窯内に供給されないようにします。その後も燃料を投入し続け、温度を1300℃までに上げます。その間、陶工は窯からは離れられません。窯の内部では、酸素が供給されないにもかかわらず燃料を投入するため、燃やす為のエネルギーを釉薬や器胎から取ろうとします。通常ならばその環境での窯焼きは無理な状態です。その無理な状態での作業が、三川内焼が美しく優美な製品となってできあがる所以です。先人の高度な技術が詰まった三川内焼を蕙山では後世まで永久に残していきたいと考えています。
三川内焼を継承しつづける
蕙山は、佐世保市新行江町にある三川内焼の窯元です。現当主は、窯元であった父親と平成3年に共同にて新宿・小田急百貨店工芸サロンにて個展を皮切りに、平成7年には九州山口陶磁展工芸部門入選、平成10年 第25回三川内陶磁器作品展グランプリNIB賞受賞、平成12年 日本新工芸西九州工芸展奨励賞、平成14年 九州新工芸展南日本放送賞・ながさき陶磁展三川内陶磁器工業組合賞、平成16年 九州新工芸展奨励賞等を受賞。平成19年、佐賀県「ギャラリー小さな展示室」にて個展を開催するなど精力的な活動を行っています。作風は大胆な物から繊細な物まで多岐に渡り、三川内焼の伝承に研鑽されています。