スライスするだけで、きれいでおいしい一皿に
長崎県産のあおさや柚子胡椒などを使って風味豊かなさしみこんにゃくを作りました。お好みの厚さにスライスしてゆずみそを添えれば、食卓を爽やかに彩るひと品ができあがり。ぷるぷるの食感とふわりと鼻に抜ける香りが、今までのこんにゃくのイメージを一新します。鍋や煮ものなど冬のイメージが強い食材のこんにゃくですが、ひんやり爽やかな刺身こんにゃくは、食が進みにくい夏の食卓にもぴったりです。
こんにゃくらしからぬ、お洒落なスイーツにも
このさしみこんにゃくだからできるアレンジとしてご提案したい「プラスはちみつ」という発想!はちみつをサイダーで割って、小さめのサイコロ状に切った刺身こんにゃくを入れてみました。あおさ、柚子胡椒、青のり、黒ごま、とうがらし。それぞれの素材の色もかわいらしく楽しく、透明感あるひんやりスイーツができあがります。食後のデザートに、3時のおやつに、こんにゃくスイーツはいかがですか。
食感を大切にするため、手作り、手切りです
「さしみこんにゃくは食感が決め手。できたてのやわらかさを大切にしたいので、手作りし、手で切っています」と4代目店主。食べる人の笑顔を思い浮かべながら、手入れの行き届いた包丁でひとつひとつカットしてお届けしています。大人気のさしみこんにゃくは、素材だけでなく、こんな丁寧な仕上げも味の決め手なのです。
こんにゃくという食材を未来へつなぐために
佐世保朝市近く、この地で90年以上の歴史を刻む井手蒟蒻店。現在は4代目夫婦が中心となり、3代目夫婦とともに、早朝から夕方まで家族力を合わせて営業しています。昭和の雰囲気を残した路地沿いのアットホームな蒟蒻店は、まだ30代の4代目夫婦の努力もあり、若い世代もこんにゃく目当てに足を運ぶ人気店となりました。最近はおしゃれなマルシェイベントに出店する姿や、近場の販売店まで自転車+リヤカーで配達する姿も話題を呼んでいます。「こんにゃく」という和の食材を、これから先の未来へとつなげていくため、作り方にも売り方にも試行錯誤と挑戦を続ける井手蒟蒻店自慢のラインナップ、ぜひご賞味ください。