佐世保ふるさと市場
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旨みがつまった九十九島の牡蠣

九十九島の牡蠣

豊富な海産資源



長崎県といえば、豊富な海産資源を持っている地域であり、多くの島を抱える九十九島があります。
真珠の産地としても知られている九十九島ですが、九十九島の名前の通りさまざまな島で構成されており、複雑なリアス式海岸も持っています。

それも、海岸の隣には山があるような環境であり、海にも山の栄養が流れ込むようになっている地形です。
複雑に入り組んだ海岸線は、プランクトンをはぐくみ栄養を維持しやすく、豊富な海産資源の宝庫となっています。

干満の差も大きく、プランクトンが豊富になるだけではなく、特有の地形があるからこそ、カキの養殖も盛んに行われているのでしょう。
養殖をするとしても、理想的な環境であるといえます。

九十九島の牡蠣は、多くの栄養を吸収し、育っていきます。
海で育てていると言っても、そのままただ放置すればいいだけではありません。
漁師が細かなところまで手をかけ面倒を見ていくからこそ、良品に成長していきます。特に岩牡蠣は夏でも食べられる牡蠣として、日本でも各地で食べられてきました。

一般的に秋から冬にかけて旬の物としてよく知られていますが、九十九島産牡蠣は夏でもおいしく食べることができます。
他の産地のものと別の種類だからです。
ずっしりとした重みも感じる素晴らしい出来栄えを生み出しているからこそ、九十九島の名産になったのでしょう。

九十九島の岩牡蠣は、からも大きくずっしりとしています。
冬の鍋の定番といわれていますが、九十九島の牡蠣は、まったく別の種類のため、夏場でもおいしい味わいを楽しめます。
生産者は牡蠣にとにかく強いこだわりを持っており、細心の注意を払いながら安全性を高めています。



育った環境が大きな影響を



牡蠣は、二枚貝の一種で、アサリやホタテの仲間です。
ホタテなども二枚貝ですが、これらとは違い、岩などに付着して成長していく種類になります。
ほとんどの牡蠣は、岩などに付着したままその場所で一生を過ごしていくことになるので移動はしません。

筋肉が発達しているホタテとは違い、しっかりとした筋肉質を感じることはできない代わりに、柔らかくてジューシーな味わいを持っています。

激しい変化をもたらす環境にも強い種類であり、体の中に多くのアミノ酸を蓄積して耐えられるように変化していきました。
アミノ酸を豊富にため込んでいることから、旨みだけではなく栄養価が高いこともその特徴となっています。

牡蠣の味は、育った環境によって大きく変わっていくのは、プランクトンや栄養分が関わってくるからです。
場所を移動しない習性は、特に大きな影響を与えています。
海は環境によって、プランクトンの成分もかなりの変化が出てきます。

河川に流れ込む栄養素も重要ですし、海流の変化といったことも影響を与えることになるため、それらが九十九島産の牡蠣がとてもおいしく育っている理由のひとつです。
中でも味は濃厚で、旬を夏場に迎える岩牡蠣は、大変おいしく食べることができます。

強い環境変化にさらされることに対して耐性を持っている種類ではありますが、養殖することによって味わいも安定させることが可能となりました。
じっくりと育てていくことができるため、多くのうまみを蓄えていくことから、驚くほど濃厚で強い旨みを感じることができるのかもしれません。



海のミルクと呼ばれる豊富な栄養素



海のミルクともいわれている牡蠣ですが、食べ方もいろいろとあります。
味わいを生かす方法もありますし、食感を重視するというのもひとつです。
中でも、生で味わうというのは、鮮度のいいものでしかできません。

オイスターバー風に楽しむのであれば、ケチャップを使いタバスコを入れてかけて食べてみるといいでしょう。
これだけでも、素晴らしいおいしさを味わうことができます。水にさらしたみじん切りの玉ねぎを少し足しても美味しそうです。


日本の食べ方としては、レモンを搾って食べるといった方法のほかに、酢醤油に浸してショウガをのせるというのもひとつです。

千切りにしたショウガにすると、シャキシャキとした食感も同時に楽しむことができます。
ショウガの風味が味を引き締めてくれるというところも美味しさのポイントです。

火を入れて加熱したものにもあっています。
クリーミーな味わいを感じることができるだけではなく、うまみも凝縮していくからです。
加熱するときには、酒蒸しにするのもいいでしょう。

日本酒で調理してもいいのですが、潮の香りを生かすために白ワインを使うという方法もおすすめです。
味わいを広げてくれますし、それぞれのうまみを発揮させることができるため、これ以上ないおいしさにすることができます。夏を感じる食べ方のひとつにもなるでしょう。

牡蠣には、さまざまな栄養素もつまっています。
コラーゲンのような美容に関するものだけではなく、タウリンのような疲労回復を狙うことができる物質も多いです。
またビタミンB群や亜鉛といった成分まで含まれており、体をいたわることもできるようになっています。

ちょっと疲れてイライラしているようなときでも、食べることでスッキリさせることもできるのが牡蠣です。
暑い夏を乗り切るためにピッタリの食材かもしれません。
それほどたくさんの栄養素を持っていますので、九十九島産の牡蠣を一度味わってみるといいでしょう。

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