日本本土最西端のまち佐世保市は、長崎県北部に位置します。 人口約25万人の中核市であると同時に、国立公園や大型テーマパークなどがある「観光都市」であり、海・島・山の自然とふれあえ、その豊かな自然の恵みを味わうこともできます。長崎の風土・自然、日・米基地の歴史や文化が溶け込んだ、さまざまな魅力にあふれたまちです。
佐世保を代表する景観でおなじみの西海国立公園九十九島。展望台からの美しい眺めや、遊覧船・シーカヤックが楽しめる観光スポットとして広く知られていますが、実は“美味しい魚介の宝庫”でもあります。入江が複雑に入り組んだ九十九島の海域は波穏やかで、緑の島々から流れ込む滋養分が、養殖に適した最高の漁場を作っています。美しい海で育った「九十九島かき」「九十九島とらふぐ」は佐世保が誇るブランド産品です。
船越エリア(九十九島南部)
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島の大自然を
間近に感じる場所九十九島の海を再現した水族館や遊覧船、島々を見下ろす展望台も点在しており、九十九島の自然を五感で楽しめるエリアです。またとれたての海の幸が味わえる食事処も多く、海上に浮かぶイカダで九十九島かきが堪能できる「海上かき小屋」は、シーズン中たくさんの市民や観光客で賑わいます。
船越エリアの生産者さんをご紹介
九十九島北部
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西海の恵みを受けた
漁師まち豊かな漁場に恵まれた九十九島北部の小佐々町、鹿町町は日本本土の最も西に位置する漁師まちです。小佐々はいりこの生産量日本一、鹿町もトラフグの養殖で全国トップクラスを誇ります。また春に10万本のツツジが咲く鹿町の長串山公園は北九十九島の絶景スポットとして知られています。
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高島
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漁船が行き交う
九十九島の有人島佐世保本土からフェリーで20分ほどの場所にある高島は、九十九島208つのうち4つある有人島の一つです。人口約200人の小さな漁師まちで、新鮮な魚を使ったちくわが島の特産品。エソやアジを贅沢に使い、昔ながらの石臼ですり身を練って作られるちくわは、魚のおいしさがそのまま味わえます。
宇久島(うくじま)は佐世保市本土からフェリーで3時間半ほどの五島列島最北端の離島です。島の魅力はなんといってもエメラルドグリーンの海と手付かずの大自然。また対馬海流の潮流に乗って東シナ海のあらゆる魚介が集まることから、県内有数の釣りスポットとしても知られています。週末には九州一円からたくさんの釣り人が訪れるほど。海の恵みを生業としている家も多く、朝夕に漁港から漁船が出てゆく風景が毎日見られます。
佐世保市北部にある「佐世保魚市場」は、西日本最大級の規模を誇る卸売市場。佐世保近海をはじめ五島列島や平戸沖で水揚げされた魚が毎朝集められています。漁師や仲買人たちの声がこだまする市場は、実に佐世保らしいスポット。また夜明け前に始まる「佐世保朝市」にも漁船から直接運ばれる新鮮な魚が並び、朝早くから多くの買い物客が訪れます。鮮度バツグンなうえ、旬の魚介が安く手に入るとあって、最近では観光客にも人気です。
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佐世保湾に面した東浜地区は、水産加工場が建ち並ぶ干物のまち。新鮮な魚で作る「東浜一風干し」はまちの特産品として親しまれています。魚の余分な水分を飛ばし、各社独自の製法で乾燥させた干物は、旨みが凝縮され鮮魚にも負けないおいしさ。身はふっくらと柔らかく、子どもから大人まで幅広い世代に愛されています。最近、ふるさと納税の返礼品として人気に火がつき、全国からの注文が急増しています。
佐世保には八百屋や鮮魚店が軒を連ねる、昔ながらの商店街がまちのあちこちに残っています。市内中心部にある戸尾市場はその代表格。大正時代から市民の台所として親しまれ、現在も多くの買い物客で賑わっています。このような商店街を支えているのは、長年にわたり愛されてきた専門店の存在。その確かな目利きと技に裏付けされた美味しさこそ、佐世保が誇るふるさとの味です。
佐世保中心街・させぼ五番街
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四ヶ町・三ヶ町商店街は、直線距離で日本一長い全長約1kmの元気なアーケード商店街。佐世保らしい昔ながらの飲食店や小売店などが並んでおり、秋のYOSAKOIさせぼ祭りや冬のきらきらフェスティバルなど、様々なイベント会場にもなっています。また2013年に佐世保駅そばにオープンした「させぼ五番街」も、佐世保バーガーやお土産など地元の人気店が多く入っています。
佐世保中心街・させぼ五番街の生産者さんをご紹介
大宮町商店街
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佐世保駅前から車で5分、大宮公設市場を中心に鮮魚店や精肉店、蒲鉾店・和菓子店など、地域住民の台所として栄えてきた商店街。
俵町商店街
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国鉄北佐世保駅に近い場所にあったことから、昭和初期頃から200以上の店舗が建ち並び戦後も賑わった商店街。佐世保市役所から車で3分ほどの場所にあります。
相浦商店街
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佐世保市北部、愛宕山の膝下にある商店街。春には商店街のメインストリートにたくさんの露店が並び、愛宕祭りが行われることでも知られています。
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江迎商店街
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平戸藩の宿場町として知られる江迎町。その道沿いに軒を連ねる商店街は、春の肥前江迎繭玉まつり期間中、店頭に繭玉を飾り買い物客を迎えてくれます。
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海に面したこの地域は古くから海陸の交通の要衝として栄え、400年以上続く「早岐茶市」(5〜6月)は市が立ち並んだ当時の名残です。またハウステンボスがある針尾島は温暖な気候を活かしたミカンの栽培が盛んで、まちのあちこちに果樹畑が見られます。第二次世界大戦の開戦を告げる暗号「ニイタカヤマノボレ一二〇八」を発信したといわれる旧佐世保無線電信所(針尾無線塔)の高さ136mの無線塔はまちのシンボルとなっています。
早岐・宮・針尾
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豊かな自然と歴史のまち
古くから海陸の交通の要所だった早岐地区。初夏に開かれる早岐茶市では瀬戸沿いにたくさんの露店が並び、新鮮でお得な海の幸・山の幸が手に入るとあって毎年大勢の人で賑わいます。宮・針尾地区は緑いっぱいの自然豊かな土地。ミカン畑や一面の田園風景が広がっています。
ハウステンボス
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アツい!
佐世保の観光スポット国内外から観光客が訪れるハウステンボス。中世ヨーロッパの街並みを再現した広大な園内には四季の花々があふれ人々の目を楽しませてくれます。また美味しいおみやげが買える本格的な専門店もあり、オリジナルのチーズやソーセージ、ワイン、スイーツが種類豊富に揃っています。
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かつて平戸藩の御用窯として栄えた三川内地区(三川内皿山・江永皿山・木原皿山)は、今も多くの窯元が軒を連ねる焼き物の里です。400年にわたり伝承されてきた「三川内焼」は佐世保の伝統工芸品。白磁に呉須という染料で描かれた染付(そめつけ)は、一枚の絵のように繊細に写実的に描かれるのが特徴です。また1ミリ弱の薄さで光を通す「薄胎」や透かし彫りなど、技術の高い細工物も多くつくられています。
長崎県北部の内陸部に位置する世知原町は、自然豊かな山あいのまち。県北の最高峰・国見山(標高777m)の高冷地の気候を活かしたお茶の産地として知られています。澄んだ空気と清らかな川の源流に育まれたお茶は香り高く、毎年お茶の品評会で上位にランクされ高い評価を得ています。新茶の季節に行われる恒例の“じげもん市”は地元の茶舗の出店をはじめ、地元農家のとれたて野菜などが並び、県外からも多くの買い物客が訪れます。
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佐世保市の地形は港を囲むように緑の山々がそびえており、平地が少なく斜面が多いのが特徴です。市内の中南部に位置する住宅地、黒髪町もその一つ。まちの中心部にある猫山ダムは花見の名所として知られています。また山あいには山の斜面を利用した「棚田」が多く、山間部の寒暖差と山々からもたらされる天然の清水によっておいしいお米が育てられています。
佐世保市北部の相浦中里地区は、漁船が行き交う漁港や佐世保魚市場があるほか、道の駅「させぼっくす99」があります。施設内には佐世保の特産品が揃っており、併設のフードコートではレモンステーキや海鮮丼など佐世保らしいグルメがいただけます。
佐世保市北部エリアの生産者さんをご紹介
佐世保市内は交通の便もよく、市の中心部には長さ1kmにもおよぶ元気なアーケード商店街もあります。米海軍基地にも隣接しているので、街なかには外国人の姿も多く見かけます。国際色豊かな佐世保の街らしいエリアです。
ハウステンボスがある佐世保市南部は、のどかな田園風景が広がる自然いっぱいのエリア。豊かな自然を利用した農業も盛んに行われており、野菜をはじめ長崎特産のミカン畑も多く見受けられます。
佐世保市南部エリアの生産者さんをご紹介